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DBシェンカーSAF大量調達 メルセデス向けで過去最大規模

Daily Cargo  2025年3月18日掲載


DBシェンカーは11日、メルセデス・ベンツからの持続可能な航空燃料(SAF)の大量受注を発表した。シェンカーはメルセデスに代わって約1万3000トンのSAFを調達し、フランクフルトから上海、北京の航空輸送で利用する。SAF利用オプションにおけるシェンカーの1度の受注として過去最大の規模という。CO2排出量削減効果は約4万トンとしている。

シェンカーはメルセデスと数十年以上の取引があり、陸海空の輸送や倉庫業務など各種サービスを提供している。2021年にシェンカーが世界初のSAFを利用した定期貨物便のサービスを開始した際も、メルセデスは初期の顧客の1社だった。

シェンカーのトルステン・マインケ・グローバル取締役航空・海上貨物部門担当は「メルセデス・ベンツとの新たなバイオ燃料契約は、持続可能性への取り組みにおける新たな基準を打ち立てることになる。両社の協力により、大陸間サプライチェーンにおける排出量を積極的に、そして即座に削減できる」とコメントした。

メルセデスのエルケ・プスケイラー・サプライチェーン管理責任者は「自動車部門での長期目標『Ambition2039』の一環として、当社では21年と比較して物流におけるCO2排出量を60%削減することを目指している。当社の持続可能性戦略は、CO2排出の削減と、輸出入の全ての輸送手段による排出量の削減に重点を置いている。シェンカーとの協力により、持続可能なロジスティクスへの取り組みにおいて、また新たな大きな成果を実現できる」とコメントした。


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