Exotec Nihon 自動倉庫の全世界搬送回数1日100万回に
Daily Cargo 2024年12月19日掲載
仏産業機器メーカーExotec SASの子会社Exotec Nihonは18日、自動倉庫型ピッキングシステム「Skypod」による全世界でのケース搬送回数が1日当たり100万回に到達したと発表した。日本を含むアジア太平洋地域、欧州、北米など135カ所以上の拠点で導入されており、システムの平均稼働率は99%に達している。
Skypodはロボットがラックから商材の入ったケースを取り出し、指定されたワークステーションに搬送する「Goods to Person(GTP)」型のシステム。1搬送につき、最大4件ピッキングできる。Exotec設立以来5年間で、累計1億回ケースを搬送したが、現在では3カ月で同じ記録を達成する規模にまで導入が進んでおり、同社はシステムにより「作業効率を最大5倍に向上」し、「顧客のニーズに迅速に応えることが可能になる」としている。
同社は過去数年間でオーストリアや韓国など新たな市場への進出を果たした。米国のアトランタやドイツのミュンヘンではオフィスも拡張するなど世界各地で事業を拡大している。従業員数は現在1300人を超え、さらなる倉庫自動化需要に対応するため、25%の増員も計画している。
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