Daily Cargo 編集長のこの1本!

ライネックス南海ジェイピー、JPロジグループの子会社に

Daily Cargo  2024年11月6日掲載


国際物流業務を手掛ける香港レントングループと南海エクスプレスの合弁会社「ライネックス南海ジェイピー」(LNJ)は11月1日付で、日本郵便傘下のJPロジスティクスグループ(JPLG)の子会社となった。LNJが第三者割当増資で発行する新株の全てをJPLGが取得した。LNJは拡大する越境eコマース(EC)市場での日本発および海外発着の物流需要獲得に向けて2018年3月に設立。IT化・装置化による効率的な現場オペレーション構築への投資に加え、ベースカーゴ確保の観点なども踏まえ、設立当初から今回の増資は決めていた。JPLGは、フォワーディングなどを行う子会社のJPロジスティクスとLNJで競争力のある一気通貫輸送の提案を可能としていく。

LNJは同日付で社名を「JPライネックス南海パーセル」に変更した。資本金は設立当初の5000万円から1億円に増資していたが、今回の増資で1億9090万円となった。出資比率は従来のラインホールエクスプレス60%、南海エクスプレス40%から、JPLG50.2%、ラインホールエクスプレス29.82%、南海エクスプレス19.88%となった。LNJの代表取締役社長は南海エクスプレスの瀧本哲也常務取締役で変更無し。LNJに出資するレントングループには日本郵便とフランスの郵便事業体、ラ・ポストの物流子会社ジオポストが出資し、国際エクスプレス業務で提携している。LNJが取り扱う商品・サービスでは、日本郵便が14年10月から開始した国際宅配便「ゆうグローバルエクスプレス」(UGX)を軸に展開している。


国際物流のニュースを毎日お届け!
⇒ http://www.daily-cargo.com/

Daily Cargo 編集長のこの1本!

当社へのお問い合わせはこちら