阪急阪神エクスプレス、ケニア・ナイロビで第2倉庫開設
Daily Cargo 2024年10月7日掲載
阪急阪神エクスプレスは4日、ケニア法人現地法人のINTRASPEED ARCPRO(KENYA)(以下、イントラスピード)が、同国ナイロビで新たに倉庫を開設したと発表した。本社併設の既存倉庫が手狭となっていたことから、需要に対応するため第2倉庫として開設したもの。8月1日から営業している。
既存倉庫と同じ工業区(倉庫団地)内の至近の場所に開設した。ナイロビ国際空港から車で約10分、ナイロビエクスプレスウェイ出入口すぐ、また、シオーカマウICDとナイロビICDの2つのICDからも近いサンフラッグ工業区に位置している。
既存倉庫では各ICDやモンバサ港に到着した海上輸入コンテナのデバンニング・一時保管、ピース単位での入出庫ピッキングから検品、ラベリングを行う3PLのほか、保税エリアを利用した酒税や関税の支払いを据え置くための輸入前一時保税保管、海上から内陸国であるウガンダ、ルワンダ、ブルンジ、タンザニア向け陸送に積み替えるクロスドックを主な業務としている。また、他の海外現地法人にはない独自サービスとして、ルーフ付き保税ヤードが近くにあり、倉庫内で保管しにくい新車、背高の産業機械、建機などの輸入前一時保管にも対応している。
第2倉庫は倉庫面積1080平方メートル(既存倉庫は1600平方メートル強)。既存倉庫と同様、保管貨物はWMSシステムで管理し、24時間CCTV、営業時間中の警備員の常駐など、貨物の保安、サービス品質の維持とセキュリティ対策には万全を期している。
イントラスピードは1999年に設立し、南アフリカ、ケニアに拠点を展開。阪急阪神エクスプレスは2018年に出資して子会社化した以降、アフリカでのビジネス展開を強化している。今年は南アフリカ・ヨハネスブルクにも第2倉庫を開設しており、また今冬にはダーバン支店・倉庫の移転拡張を予定しているという。
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