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星港・マレーシア間、EVで越境輸送 スキャングローバル

Daily Cargo  2024年7月19日掲載

 

北欧系物流企業のスキャングローバルロジスティクスは15日、排出量実質ゼロのEV(電気自動車)トラックによるシンガポール・マレーシア間の越境輸送を開始すると発表した。ジョホール州を経由し、シンガポールとクアラルンプールを結ぶルートでFTLとLTLのサービスを提供する。同社によると、同ルートでのEVトラックでの越境輸送は初めてという。

マレーシアの物流企業HTHコーポレーションと協業して実施する。着想から2カ月ほどの短期間でサービス開始に至ったとしている。今後、マレーシア北部のペナンまでルートを延長する計画もあるという。

貨物量によって異なるが、1回の輸送で従来から約1トンのCO2削減が可能になるという。顧客はCO2排出量の報告書と証明書を受け取ることができる。

スキャングローバルのリカード・イングバーソン・アジア担当CEOは「今回の取り組みは、持続可能な物流ソリューションを強化するという(HTHコーポレーションとの)共通のコミットメントを示すものだ。この地域で最も輸送量の多いルートでCO2排出量を大きく削減し、顧客をサポートする」とコメントしている。


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