DSV、ユニセフと提携、迅速供給支援

Daily Cargo  2024年6月26日掲載

DSVは24日、国際連合児童基金（ユニセフ）と迅速な緊急対応と世界的なサプライチェーンの強化を目的として、新たなパートナーシップを締結したと発表した。DSVはユニセフに対し、緊急時の航空輸送を提供するとともに、世界中の子どもたちに迅速な支援物資を届けるための柔軟な資金を提供する。

ユニセフでは各国の予防接種や感染拡大の防止の支援として、2023年に27億9000万回分のワクチンを105カ国に供給した。しかし、数百万人の子どもたちへの供給ができなかったという。ユニセフのカーラ・ハダド・マルディニ民間資金調達・パートナーシップ担当ダイレクターは「DSVとの新たな提携はこうした脆弱性への対応を目的としており、必要不可欠な物資の供給を保証するものだ。これにより緊急需要に対応するだけでなく、子どもたちに重要な物資を届ける方法の長期的な改善にも取り組むことができる」とコメントしている。

DSVは世界各地で緊急事態が発生した場合、72時間以内の救命物資などの輸送を支援する。DSVのイェンス・ルンドCEOは「世界は効果的な解決策と支援を必要とする継続的な課題に直面している。だからこそ、ユニセフとパートナーシップを結び、危機的な状況にある被災地へ効率的な人道的ロジスティクスを提供することにした」とコメントしている。

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