名糖運輸、ベトナムに冷凍冷蔵倉庫、3拠点目

Daily Cargo  2024年3月22日掲載

C＆Fロジホールディングス傘下の名糖運輸は19日、ベトナム・ロンアン省のタンドゥック工業団地内で冷凍冷蔵倉庫を開設したと発表した。敷地面積4万1300平方メートル、平屋建て・延べ床面積1万8500平方メートル。同国における3拠点目の低温倉庫で、大和ハウス工業の現地法人が開発した物流倉庫を賃借した。

同工業団地はホーチミン市から35キロに位置する。新設した第3倉庫は固定ラック式の冷凍温度帯５室とチルド温度帯３室を備え、保管能力は約2万6000 パレット。ビンズオン省ソンタン第2工業団地内に構えている第1倉庫、第2倉庫と合わせて、保管能力は従来の2倍となる見込みという。

名糖運輸は2014年にベトナム現地企業のToda Industries Corporationと折半出資で現地法人「メイトウベトナム」を設立。16年に貨物運送業の合弁会社「T&M Transportation」も立ち上げ、19年にはメイトウベトナムを完全子会社化するなど、同国におけるコールドチェーンの構築に注力してきた。同国では魚介類を主とした冷凍食品原材料をはじめ、冷凍加工食品の輸送需要がさらに高まっており、保管能力拡大のため新倉庫の開設を決めたという。

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