三菱倉庫、インドネシアでニップンに工場賃貸

Daily Cargo  2023年10月19日掲載

三菱倉庫は17日、現地法人のインドネシア三菱倉庫（MLI）が、製粉会社のニップンのグループ会社に工場施設を賃貸したと発表した。工場にはMLIが運営する冷凍冷蔵設備を備えた物流施設「インドネシア三菱倉庫MM2100配送センター」が隣接しており、同社が原料や製品の輸出入・保管配送サービスを提供する。

新賃貸工場は敷地面積4400平方メートル、延べ床面積2500平方メートル。西ジャワ州ブカシ県チカラン地区MM2100工業団地内に立地する。MLIは2018年から、同工業団地で特定顧客専用（BTS）型の工場を建設し賃貸するとともに、敷地内の配送センターで物流業務を請け負うサービスを展開している。配送センターは平屋建て(一部2階建て)で、延べ床面積1万8000平方メートル。定温庫6500平方メートル、冷蔵庫1000平方メートル、冷凍庫400平方メートル。ハラール認証（入出庫、保管、流通加工、陸上輸送）や医薬品GDP認証（倉庫保管2～8度・18～22度・常温、入出庫）を取得している。

三菱倉庫は「アセアンではコールドチェーンの拡充に注力している。今後もインドネシアをはじめ、顧客のグローバルなサプライチェーンマネジメントの最適化に貢献したい」としている。

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