三井倉庫グループ、日タイ実証実験でCO2排出量算定
Daily Cargo 2022年11月22日掲載
三井倉庫ホールディングス(HD)は21日、同社グループが日本―タイの国際貿易プラットフォームのシステム連携を行う実証試験に参画し、CO2(二酸化炭素)排出量の算定を担ったと発表した。APEC首脳会議に付設した「貿易DX(デジタルトランスフォーメーション)シンポジウム」で発表された実証実験で、貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」を運営するトレードワルツとともに取り組んだ。
物流のサステナビリティ支援サービス「三井倉庫SustainaLink」の算定システムに、TradeWaltz上に記録される日本とタイ間での発着地や輸送重量の情報などを取り込み、割り出された輸送距離と重量に対して、排出係数を用いてトンキロ法で輸送単位ごとにCO2排出量を算定した。「『三井倉庫SustainaLink』はCO2排出原単位を精緻に設定できる国際基準に基づいた算定の仕組みを構築しており、信頼性が評価されて採用された」(三井倉庫HD)。
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