佐川急便、関西でCEIVファーマ認証取得

Daily Cargo  2022年8月25日掲載

佐川急便は23日、国際航空運送協会（IATA）の医薬品輸送品質認証「CEIVファーマ」を関西国際空港で取得したと発表した。昨年12月から関西エアポートによる同認証取得に向けたプロジェクト「KIX Pharmaコミュニティ」に参画し、取得に取り組んでいた。同認証取得に合わせ、医薬品規格適合温調車を同社として初めて導入した。今年度（2022年4月～23年3月）中に成田空港でも同認証を取得予定だ。

認証取得日は今年4月5日。対象は国内輸送。外資系フォワーダーなど他社が輸入した医薬品の国内配送を手掛ける。同車両は5月に1台を導入済み。現時点で関空関連の業務を受託しておらず、東京エリアで登録している。業務獲得次第、増車の予定。温度帯ではマイナス20度～30度に対応可能し、2～8度対応がメインになる見込み。一方、フォワーディングや通関などの要望も多いため、同社が手掛ける可能性もあるという。

同社はこれまで、医薬品や生体試料の輸送に適した車両や資材、保管に適した施設などを活用した多様な物流スキームを構築してきた。また、病院の院外倉庫管理、調剤薬輸送、検体輸送など専門性の高いメディカル領域で総合的なサービスを提供している。

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