ジオディス、米配送のニードイットナウを買収

Daily Cargo  2022年8月18日掲載

欧州物流大手のジオディスは16日、米国の配送業者Need It Now Delivers（以下、ニードイットナウ）を買収すると発表した。米国での事業拡大、eコマース（EC）分野でのサービス拡充につなげる。買収は関係当局の認可などが前提。年内の完了を見込む。買収額などは公表していない。

ニードイットナウは1987年創業のオーナー企業。ニュージャージー州に本拠を構えて米国内に65拠点、300以上のデポを展開し、特に同国東部で強いネットワークを有する。国内輸送を中心に、配送、ラストマイル輸送、マルチチャネル対応のコントラクトロジスティクスなどのサービスを提供する。従業員は約2000人で、2022年の売上高は7億5000万ドル近くに達すると見込んでいる。

今回の買収により、ジオディスの米国事業は、拠点200以上、従業員約1万5000人、売上高37億ドル（21年実績の合計）に拡大するという。また米州全体では1万7000人以上の従業員を抱える。同社のマリー＝クリスティーヌ・ロンバードCEOは「ニードイットナウの買収は、米国でのサービス強化・多様化に向けた重要なステップだ。国際輸送からラストマイル輸送まで、グローバルで統合されたエンド・ツー・エンドの輸送ネットワークを顧客に提供することができるようになる」とコメントしている。

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