貨物・旅客分野で提携拡大へ　ターキッシュエアラインズ／ベトナム航空

Daily Cargo  2022年7月25日掲載

ターキッシュエアラインズ（THY）とベトナム航空（HVN）は、英国で開催中のファーンボロ国際航空ショー（7月18～22日）で、二国間の協力関係を強化するための覚書（MoU）に調印した。2023年に発効予定のコードシェア（CS）を通じ、貨物輸送でも、より緊密に協力していく方針で、更なる協力可能性を模索していくとしている。

THYが19日発表した。両社は今後、旅客・貨物輸送における協力関係を拡大していく。旅客便では、ハノイ、ホーチミンシティ―イスタンブール間のCS実現に向けて検討を進めていく。

THYのレヴェント・コヌク・チーフ・インベストメント・アンド・テクノロジー・オフィサーは「新型コロナウイルス禍が航空業界にもたらした危機から立ち直り、我々は皆、協力しあうことの必要性を強く認識するようになった。HVNとは旅客、貨物の両面で協力関係を拡大することを重要視している」などとし、今回のMoU締結を歓迎した。

一方、ベトナム航空のル・ホング・ハ社長兼CEOは「フラッグキャリア2社が協力することで、ベトナム、トルコ、欧州、中東地域間の航空接続、経済・文化交流を促進することになるだろう。当社にとってはグローバルな協力関係強化を通じて路線網を拡大し、パンデミック後の経済を回復させ、新しい発展の機会をつかむという取り組みの一つでもある」と説明している。

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