SBSロジコム、各種最新システム導入

Daily Cargo  2022年5月6日掲載

SBSロジコムは4月28日、3PL専用の主要施設「印西物流センター」（千葉県印西市）で、4種類の「LT（Logistics Technology）」を稼働したと発表した。レジ検品、梱包台映像連動、在庫ウェブ照会、販促品発注の各システムで、入居する文具メーカーや化粧品卸売り事業者に提案し、導入を決めた。

同社は最新鋭の物流技術を「LT」と呼び、導入を加速している。レジ検視品システムでは、従来のハンディからレジタイプの検品台を採用して生産性を20%向上した。また、出荷検品と梱包作業を常時動画保存して活用する梱包台映像連動システムや、WMS（在庫管理システム）のデータをウェブで確認するウェブ照会システム、販促品の受発注データとWMSを自動連係する販促品発注管理システムも採用した。

同センターは同社の3PL事業の主要拠点の一つで、2016年3月に稼働した。現在の使用延べ床面積は約8万7500平方メートル（2万6500坪）で、顧客約20社向けに業務を展開している。「18年ごろから物流機器メーカー各社と協働し、現場の最適解となるカスタマイズを行いながら、LTの積極活用に取り組んできた。パート従業員とともに試行錯誤を繰り返しながら、LTを使いこなすことで生産性向上を実現し、顧客にも評価をいただいている」（同社）という。

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