鉄道輸送サービスを拡充　シーバロジスティクス

Daily Cargo  2022年2月15日掲載

シーバロジスティクスは10日、鉄道輸送サービスの拡充について発表した。トルコ・イスタンブール～ドイツ・デュッセルドルフ間で自社コンテナを使用した1日1便のサービスを開始したほか、中国発欧州向けで実施しているブロックトレイン輸送をベトナム発に延伸する。また、中国～東南アジア間の複合輸送ネットワークの強化も実施した。

イスタンブールからデュッセルドルフまでのリードタイムは6日。自社保有の45フィートコンテナとトレーラーを利用した複合輸送サービスを提供する。デュッセルドルフ到着後は欧州のコントロールタワーチームがオペレーションを管理し、欧州域内のトラック輸送ネットワークを活用して最終目的地まで輸送する。

ベトナム発欧州向けのブロックトレインは週1便で提供する。トラック＆レールやシー＆レールのオプションも提供し、東南アジア発欧州向けの貨物需要を取り込む。混載サービスや通関、エンド・ツー・エンドの可視化サービスなども提供する。同社は以前よ中国発欧州向けでブロックトレインサービスを展開しており、21年は海上・航空輸送の混雑影響などもあり135便（20年は50便）の輸送を実施したという。

また、中国～東南アジア間のトラック輸送で深刻化している混雑の回避を目的として、鉄道輸送を中心とした複合輸送サービスを整備した。中国発では同国のトラック輸送網を活用して貨物を集荷し、ブロックトレインでベトナムまたはラオスを経由してタイまで輸送する。タイからマレーシア、シンガポールなど周辺国を含む最終目的地への輸送を手配する。リードタイムは4～8日。

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