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ESG経営で講演・意見交換 物流連、低炭素・脱炭素化テーマに

Daily Cargo  2021年11月10日掲載


日本物流団体連合会(物流連)はこのほど、都内で第1回「物流分野における低炭素・脱炭素化推進に向けた情報交換会」を開催した。トーマツESG・総合報告アドバイザリーの奥村剛史シニアマネジャーが「ESG経営と気候変動/カーボンニュートラル」と題して講演したほか、参加企業が環境対策の取り組みなどについて意見交換した。

同会は、物流業界の低炭素・脱炭素化の推進に資することを目的に、物流連の物流環境対策委員会の新たな取り組みとして立ち上げた。2030年の中期目標(温室効果ガス13年度比46%削減)や50年カーボンニュートラルに向けた国や産業界の対応や物流業界の取り組みなどを把握し、情報共有・意見交換などを行う。

今回は2部構成とし、第1部で奥村シニアマネジャーが講演した。物流分野の低炭素・脱炭素化への導入編として、ESGが注目される背景、気候変動を巡る最新の動向、ESG情報開示などについて欧州の先行事例などを交えて説明した。会員企業・団体にも公開し、関東圏外からも含めて100人(会場18人、オンライン82人)が参加した。オンラインを含めて活発な質疑応答も行われた。

第2部の会合では、会員企業から19人(会場14人、オンライン5人)が参加した。事務局が会合の主旨や立ち上げの背景などについて説明した後、各社が環境対策の取り組み内容や現在の課題、同会合への要望などについて説明した。今後の活動内容についても意見交換した。次回は来年1月頃の開催を予定している。


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