東南アジア陸送サービス拡充 ジオディス、ベトナムを追加

Daily Cargo  2021年10月29日掲載

欧州物流大手のジオディスは27日、東南アジアでの陸上トラック輸送サービスの拡充を発表した。従来、シンガポール、マレーシア、タイの3カ国で実施していた域内輸送のFTL、LTLサービスにベトナムを加える。自社車両と提携パートナーのネットワークを活用して提供する。ハイテクや小売、日用品などの需要を見込んでいるという。

同社は2019年11月から東南アジアでの陸上輸送サービスを開始。重量30～1000キロの貨物を対象とし、翌日配達など緊急度の高い輸送ニーズに応えるほか、ドア・ツー・ドアのオプションも提供している。将来的に、シンガポールから中国を結ぶ陸送ネットワークの構築も進めていくという。

同社のラクシュマナン・ベンカテスワラン東南アジアサブ地域マネージングダイレクターは「今回のサービス拡充は、航空・海上貨物の混乱の中、顧客へ柔軟性と信頼性の高いサービスを提供することを目的としたものだ」とコメントしている。

同社はまた近年、陸送サービスの強化を進めており、標準サービスやカスタマイズしたソリューションなど、ラインナップを拡充している。年内には料金計算機能や自動見積りシステムの提供も開始するとしている。

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