堀切委員長「インターンは意味ある活動」物流連、人材育成・広報委員会
Daily Cargo 2021年10月20日掲載
日本物流団体連合会(物流連)は15日、都内で2021年度第1回「人材育成・広報委員会」(委員長=堀切智日本通運代表取締役副社長副社長執行役員)をオンライン併用で開催した。8月に実施した「物流業界インターンシップ」など上期の活動報告を行ったほか、「物流業界研究セミナー」など下期の活動予定を紹介した。会員企業・団体から17人が参加した。18日、発表した。
冒頭のあいさつで、堀切委員長は「今年度上期はコロナが猛威を奮う中、昨年に続きインターンシップを実施したが、多くの学生が参加した。オンライン併用の成果だ。コロナ禍が収まっても有効なツールと思われ、さらに発展させることが重要だ」と話した。さらに「物流業界は社会貢献度が高いなど良いイメージがある一方、『男社会』などのネガティブなイメージももたれている。インターンに参加した学生のイメージは改善されるだろうが、優秀な人材を確保するには物流業界を正しく認識してもらう努力が必要。このインターンは意味のある活動と言える」と話した。
議事では、事務局が上期の活動報告として8月25日から約1カ月間開催した「第8回物流業界インターンシップ東京」「第2回物流業界インターンシップ大阪」について報告した。インターンシップ後に行った参加学生へのアンケート結果では「物流業界に対する理解が深まった」「業界への就職志望度も強まった」とした回答が多数寄せられたという。会員企業・団体と共同でインターンシップの取り組みを継続して実施していく重要性を再度確認した。
そのほか、物流連と大学が共同で実施した「大学学内セミナー」「物流業界で活躍する女性のインタビュー記事の掲載」「高度物流人材シンポジウムの開催」などの実施状況を報告した。
最後に下期に取り組む事業として「物流業界研究セミナー東京・大阪・ウェブでの開催」「大学学内セミナーの実施」「中学生の職場体験の受け入れ」などについて説明した。
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