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星港にヘルスケアハブ開設 シーバロジスティクス

Daily Cargo  2021年9月13日掲載

 

シーバロジスティクスは8日、シンガポール・チャンギ国際空港近郊に温度管理施設を開設したと発表した。東南アジア地域でのヘルスケア関連品を扱うハブ拠点として活用する。

新拠点はエアポート・ロジスティクス・パークの自由貿易区(FTZ)内に開設した。15~25度、2~8度の2温度帯の冷蔵設備を備える。立地面の優位性と航空貨物のネットワークを生かし、新型コロナウイルスワクチンを含む各種医薬品の保管・配送、温度管理輸送、ラベル貼付・リアイスといった付加価値サービスなどの物流サービスや、リードタイム短縮のためのソリューションを提供する。物流管理・可視化のためのコントロールタワー機能や、輸送レーンのリスク評価・検証を行う機能も整備している。ニーズに応じて保冷コンテナでの海上輸送も提供する。

同社はヘルスケア専用のサブブランド「FORPATIENTS」を設けるなど、近年、同分野を強化している。今回シンガポールで開設した温度管理施設と同様機能を持つ拠点を、年末までに40カ所に拡大する計画だ。今後数カ月でアトランタやシカゴ、フランクフルト、マドリード、ブダペスト、ムンバイでの新規開設を予定しているという。

同社のエレイン・ロウ東南アジア・太平洋地域マネージングダイレクターは「(新拠点は)シンガポールで当社として最初の航空貨物の温度管理施設となり、ヘルスケア物流の強化に向けたタイムリーな投資となる。この航空ハブにより、現在東南アジアで必要とされているワクチンやその他の医薬品の流通をサポートできるようになる」とコメントしている。


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