日本財団の酸素濃縮器輸送を支援 近鉄エクスプレス、印向けで
Daily Cargo 2021年7月15日掲載
近鉄エクスプレス(KWE)は14日、日本財団の人道支援活動に協力し、インド・マニプール州へ酸素濃縮器を輸送したと発表した。今回輸送したのは、エア・ウォーター・メディカル社製の酸素濃縮器「小夏3 SP」100台で、KWEはインド・マニプール州内指定地への配達を担った。
マニプール州はバングラデシュ/ミャンマー/ブータンに囲まれたインド最東部の飛び地であり、輸送が困難なことからKWEは輸送方法について検討を重ねたという。デリー空港からマニプール州までは陸路で2500キロメートルあり、丘陵地、蛇行路、雨季のため路面状況が悪化している状況に鑑み、当初はインド国内の転送時に最寄り空港までの空輸を検討したが、 国内線使用によるダメージや紛失リスク、リードタイム管理の観点から、デリー空港からの陸路輸送を選択したという。
6月21日に全日本空輸のフライトで日本を出発し、同日デリー空港へ到着、トラックに積み替えられた酸素濃縮器は24日にデリーを出発した。KWEは輸送の間、GPSによるモニターを続け、29日に無事マニプール州の最終配送先への配達を完了した。
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