スタートアップとの共創プログラム実施 アルプス物流
Daily Cargo 2021年5月28日掲載
アルプス物流は26日、スタートアップ企業と新規事業の立ち上げを目指す「スタートアップ×アルプス物流共創プログラム2021」を実施すると発表した。既存の事業領域に限らず新サービスや商品、システムなどの開発に取り組む。採択された企業はアルプス物流の国内外の拠点や物流事業で培ったノウハウなどを活用できる。6月8日午後8時まで応募を受け付ける。
「アルプス物流のリソース活用による新しい物流価値の創造」「『豊かな社会生活の実現に貢献する』ビジョンを目指した物流領域以外の顧客価値の創造」を目指す。物流領域では、トラック輸送ネットワークを活用した新規物流商品の開発、既存サービス(半導体・電子部品などのピース単位の小分け、温湿度管理、ロット管理など)に加わる新たなサービスの軸、人と環境に優しい包装資材の提案、ブロックチェーン技術を活用した物流システム提案、IoT(モノのインターネット)を活用した作業の効率化や物流機器の提案などを想定する。物流領域以外では、自社所有の倉庫を利用して作る新規事業、トラック輸送ネットワークを活用した新規サービス、国内リソースと海外リソースを組み合わせたグローバル新事業などを挙げた。
採択された企業は、同社の国内外15カ国・地域に置く約80カ所の自社拠点や、保管・運送・輸出入・包装などの物流サービス、物流事業で培ったノウハウ、法人顧客基盤などを活用できる。来月16日から1次選考を開始する。2次選考やプレゼンテーションなどを経て、9月にも最終選考を実施し、事業開発を行う提案を決定する予定だ。
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