澁澤倉庫に仕分けロボ提供 プラスオートメーション
Daily Cargo 2021年5月11日掲載
物流施設の自動化に向けたロボットサービスを手掛けるプラスオートメーション(本社=東京都港区、飯間卓代表取締役社長)は10日、サブスクリプションサービスで澁澤倉庫の松戸営業所にソーティングロボット「t-sort」を提供したと発表した。同社の倉庫管理システム(WMS)とプラスオートメーションの庫内実行システム「+Hub」を連携させて、限られたスペースで効率的に対応できる体制とした。
t-Sortは小型のAGV(無人搬送車)を活用し、物品を少人数・短期間で大量に仕分けるソーティングロボットだ。物量に合わせた処理能力の調整が可能で、従来のソーターの50%以下のスペースで運用できる。
澁澤倉庫はこれまで松戸営業所で、少量多品種の商品を中心にさまざまな荷主へ物流サービスを提供しながら、業務プロセス改善やテクノロジーなどを活用した効率的なロケーション経営、作業の可視化による荷役作業の効率化などに取り組んできた。今回、取り扱うアパレル商品の出荷業務に加え、シーズン入れ替え時の返品など一時的な大量仕分け作業などにも効率的に対応できる体制を構築する。両社は今後も協業を継続し、テクノロジーとそれを活用する現場力の融合を進め、他拠点への展開と物流の高度化を推進する。
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