コスコシッピングラインズ ロシア鉄道と戦略的合作契約
Daily Cargo 2019年6月18日掲載
中国海運最大手、中国遠洋海運集団(チャイナ・コスコ・シッピング)傘下のコンテナ船社、コスコシッピングラインズはこのほど、ロシア鉄道と戦略的合作契約を結んだと発表した。中国―ロシア間のクロスボーダー鉄道で共同で列車を編成、中国側で「海鉄聯運(海運と鉄道の複合輸送)」を進めるなど歩調を合わせて同鉄道の発展に努める。
両社はサービスネットワークの相互活用などを推進し、コストの低減や輸送品質の向上などを目指す。
コスコ・グループは、コスコシッピングラインズが中心となって中露と中国―欧州の鉄道輸送サービスの拡充を進めている。昨年には天津、大連(遼寧省)、武漢(湖北省)、上海、成都(四川省)発などで露・欧州向け鉄道を運行した。特に昨年1月に開始した天津―モスクワ路線は定期便を編成しているようで、天津発着の外貿、内貿のコンテナ船サービスも接続し、「中露路線は昨年から現在までに相当量の規模に成長した」(同社)という。
国際物流のニュースを毎日お届け!
⇒ http://www.daily-cargo.com/