減少傾向も先行き暗雲 待機コンテナ船、105隻・29万TEU

Daily Cargo  2019年5月9日掲載

フランスの調査会社アルファライナーによると、4月29日時点での待機コンテナ船の隻数は2週間前と比較して3隻減の105隻、TEUベースで8.8％減の29万2943TEUとなった。今年最多だった3月4日時点と比較して隻数ベースで110隻減、TEUベースで67.1％減と減少傾向が続き低水準で推移しているが、米国が中国からの輸入品の関税追加引き上げを示唆しており、北米航路を中心に今後のコンテナ船需要の先行きに暗雲が立ち込めている。

各船型の内訳は、500～999TEU型船が2週間前と比べ4隻増の25隻、1000～1999TEU型船が3隻減の36隻、2000～2999TEU型船が変わらず15隻、3000～5099TEU型船が2隻減の16隻、5100～7499TEU型船が2隻減の6隻、7500～１万2499TEU型船が1隻増の4隻、1万2500TEU型以上の大型船が1隻減の3隻。

全船腹量に占める待機コンテナ船の割合（TEUベース）は1.3％で、2週間前から0.1ポイント下落した。船社以外のオーナー（Non-Operating Owner＝NOO）が管理する船（TEUベース）の割合は59％。

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