「個人的経験」からのご報告
2021年10月13日
『徒然日記』
一寸したことからの出来事ですが、自分としては、結構面白いと思いましたので、ご報告させて頂きます。
私は朝食は「パン」ですので、先日その準備をしようとしていたところ、10年ほど使用している「トースター・レンジ」が使えなくなっていました。一般的に「壽命は5年ほど」だそうですので「長寿を保ってくれた」と思いましたが、さてどうしようか?」と思案。
「まずはネットで」と検索をかけましたが、「7千円台~7万円台」と次々に出てきて、選びきれません.さらに同じ機種でも取扱先で価格が違っています。
思いあぐねて「まずは現物を見てみよう」と、近くにある3軒の「家電量販店」に行きました。
私の条件は「1.トーストの両面焼が出来ること。2.冷凍物の解凍と冷えてしまったもの温め直し機能が有って、そこそこの価格」が条件で、各店舗の店員に尋ねました。その結果
- 店。トーストは全品「片面焼き」のみ。条件あわせるならならば、安いオーブンと別途トースター購入の組み合わせ・・の提案
- 店。トースターはやはり「片面ずつ焼く方式」のみ。両面にこだわるなら高額品しか無い・・との話し。
ということで、徒歩30分ほどのところにある③の店へ。
条件に合う商品が、3万円ほどでありました。
早速購入しようとしましたが、持ち帰れない。行政のご指導に従って、数年前に免許証を自主返納しましたので、配達依頼をしようとしましたが、「千円ほどの送料をいたきます」と言うことでした。
私は常々「再配達問題」に対して「送料無料としているから、依頼した人は『無料なのだから再配達して貰っても良いじゃないか』と軽い気持ちになる。送料を支払っていれば、再配達にはそれなりの経費増になると分かって貰えるのでは無いか」という思いから、「『送料無料』の表現は改めるべきだ」と主張してきましたが、いざ「千円ほど頂戴します」と言われて「それは無いよ」と思い、同社の「ウェブ・コム(通販部門)」から申込をしようと、検索した結果、同じ商品が掲載されていて、勿論「送料無料」。しかも店舗で見た価格よりも3割も安い。その上早い時間の註文なら翌日配達・・・と来れば、「店舗で品調べして、ネットで買物」が増えるのは当然ということになってしまいます。確かに店舗に綺麗に並べた商品を、店員があれこれと説明をし、その商品を運送業者に渡す手間と経費に比べて、ネットでの註文から、即倉庫に積んである該当商品の出荷準備となる方が、遙かに経費と時間の節約に繋がります。
たまたま「品調べをした店舗と、実際に註文した通販先が、同じ系列企業」だったので、そうした連携も計算済みのところだと思いますが、私は、いわゆる「百貨店」に行く度に、他人事とはいえ、その行く先を案じています。
かっては、確かに「百貨店」ですから、「そこに行けばなんでも有った」。しかし、大きな売り場面積が必要な「家具類」がまず姿を消し、品数勝負の「家電」や「書籍」売場も姿を消していき、「箱貸し」と言われていた、「有名ブランド品」も、ブランド自体の輝きが失せて、売り場から撤退し、「百貨」のラインナップも少しずつ消え、現在では「デパ地下」と呼ばれる、食品売り場が光り輝いている状況となってしまいました。そのようなことで、多くの都市に有った「百貨店」は、一つ消え二つ消えと姿を消していき、現在では「デパートの有る都市」は珍しくなってしまいました。
アメリカに目を移しても同様で、アメリカ各地で展開されていた「JCペニー」と「シアーズ」は幾つもの店舗が閉店。何度か出掛けて、大満足をした「バーニーズ・ニューヨーク」は確か一昨年「破産申請」を行ったと聞いています。この先「百貨店」はどこへ行くのでしょうか。
それから、もう一つ怖い話し。「このまま行くと、80年後には、日本の人口は、現在の半分になってしまう」と言われています。「購買層が『半分』になってしまう」と言うことです。それではと調べて見ましたら、以前、人口が今の半分だったのは、90年前の昭和初期でした。因みに、江戸時代の初め1600年辺りでは、1220万人だったそうです。明日をも知れぬ身が「なにを言うか!」と叱られそうですので、この類いの話はここまでとして、閑話休題。
通販で註文した「トースターレンジ」は、無事手元の届き一件落着しました。
が、また一つ疑問が出てきました。
私は通常、代金を「カード決済」で支払っているのですが、先方の機器が故障していると言うことで、今回は「代金引換(代引)」となり、そこで「550円」の手数料を取られました。
カード決済だと通常は翌月以降の引き落としで、1月ほど後の入金に対して、「代引」であれば、その場での現金収受。「資金繰り」にも好影響(それほどじゃ無いですね)となるはずだと思うのですが、この「550円」の意味・理由をどなたかお教えください。
そういうことで、注文品が手元に届いて二週間ほど経ち、使い勝手が分かってきました。10年前の製品に比べて、便利な機能があれこれついていて、トーストも条件設定で、お好みの焼き上がりとなり美味です。
斯斯然然。「トースター・レンジ故障買換」から、あれこれの知識を得た」というお話し。
「次に壊れるのは何だろう?」考えましたが、「自分がその前に壊れてしまわないように養生怠りなくしないと!」と思ったところで「幕」とさせていただきます。