愛と繁栄を実現する経営改革

企業経営は”民主主義”か”強いリーダー”か?

2020年12月16日

「愛と繁栄を実現する経営改革」


今日世界中で”民主主義のあり方”が問われています。

「強い国家のためのリーダー」が第一で、「国民が第一」の民主主義は崩壊するのではないか。いまこそ民主主義を見直すよい機会だと。

では、企業経営においてはどうでしょう?
「強い会社のための社長リーダーシップ」が第一か、それとも民主主義的に「社員に権限移譲」することが第一か?あらためて再確認している会社をよく見かけます。

前者とする根拠は、「組織力の発揮」にあります。社長を頂点とする「一枚岩」の組織構造だからこそ”1プラス1を3にできる”というものです。

一方、後者とする根拠は、「経営者意識の高揚」にあります。「まかせる」からこそ社員のモチベーションが高まり、成長できるというものです。

この問いに対する答えは、「どちらも正しい」です。「どちらも」というのは、「経営意思決定」の場面と「業務意思決定」の場面とで異なるからです。ここで、「経営意思決定」とは経営方針に関わるものを言い、一方の「業務意思決定」とは日常の業務執行に関わるものを言います。

後者の「業務意思決定」の場面では、たしかに「権限移譲」が有益です。しかし、前者の「経営意思決定」の場面となると「社長リーダーシップ」が有益です。

理由は、上述した両者の根拠(メリット)にあります。社長は社長の役割を果たし、社員は社員の役割を果たすことで、結果的に両者の「良い所取り」を実現できるのです。

「社長リーダーシップ」と言うと、「わがままなワンマン」を思い浮かべるかもしれません。しかし決してそうではなく、「失敗した時の責任を持つ」ということです。すなわち「手柄は部下のもの、失敗は自分の責任」を実践することです。こういう社長には社員が付いてきます。加えて「お客様ファースト」も持ち合わせた社長には、お客様も付いてきます。


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わくわく経営株式会社 代表取締役 山田隆明
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著者プロフィール

山田隆明

主任研究員

公的資格など
・経営計画コンサルタント
・公認会計士
・ITコーディネータ
・G検定 2019#2 (一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA))
AI,IoTジュニアコンサルタント
    (一般社団法人AI,IoT普及推進協会(AIPA))

職歴
株式会社インテック


IT企業で10年間”飛び込み営業”を経験し、3年目からトップセールスを続けました。その間、多くの修羅場で泥にまみれた経験から実務型”問題解決スキル”を修得しました。また、自分で「担ぐ商品」も「売り方スタイル」も決めざるを得なかった経験から、豊富な”営業スキルとマーケティングスキル”も修得しました。これまでIT業界勤務、監査法人勤務、会計事務所経営で何十社もの会社の経営に深く入り込んで経営支援してきたことに加えて、現在数社の社外取締役として経営に参加しています。

得意分野

  • 「経営戦略」立案支援
  • 「経営計画」立案支援
  • 「経営管理PDCA」実践支援
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