コロナを生き残るリスク経営
2020年7月15日
「愛と繁栄を実現する経営改革」
先日コロナ禍の中でレナウンが倒産しました。日経ビジネス誌は、既に経営環境が悪化していたところに、コロナ禍が引き金になったとしています。
とすると、問題は“倒産のあおりを食った会社”の方です。好業績を上げていた優良下請先としては、たまったものではありません。彼らにしてみれば「想定外」だと言いたいところでしょう。
しかし、厳しい言い方をすれば、「想定外」との認識は甘いと思います。今日のレナウンを見て、倒産を予測した対策を講じてきましたか。
これまでは、「リスク」というものに対して、真剣に取り組んで来た会社は少数でした。上場企業ですら多くは、有価証券報告書の“リスクの状況”欄に形式的に記載する程度でした。“平時”はそれでよかったのですが、“緊急時”の今はそうはいきません。
リスクに真剣に取り組むべき時です。
倒産のあおりを食ってみてはじめて、「こんなはずじゃなかった」と気付いたのでは手遅れです。また、影響は“倒産のあおり”だけではありません。“大手優良企業”の「対策のあおり」もあります。これからどんどん「ポストコロナ対策」を打ち出してくるでしょう。その影響です。
例えば、日立製作所は「構造改革を行う」と宣言しました。構造改革の具体策として、もし取引チャネルの見直しをすれば、取引先の中には淘汰されるところがいくつも出てくるでしょう。“緊急時”には何が起こるか分かりません。そういう時代になったのです!
今こそ「リスク経営」の時です。
すなわち、「倒産のあおり」にも「対策のあおり」にも耐えられるよう、いろいろな事態を想定して「自社なりの対策」を準備しておくべき時です。そして「想定外」を「想定内」に取り込むべきです。
◆著書出版
本稿の内容を数値例を使って解説した著した本を5月21日に出版しました。
「リスクを乗り切らせた経営計画コンサルティング12のポイント」Amazon Kindle出版
https://www.amazon.co.jp/dp/B088ZKVHVR/
お忙しい社長様向けに、40頁程度にコンパクトにまとめ、20分位で読めるものにしました。ぜひご一読し、「コロナを生き残る経営」にお役立てください。
◆個別相談会
・著書の一般論だけでなく、「個別に相談したい」方向けに、「個別相談会」を行います。
・相談内容は、リスク対応の他、業績向上、数字の管理など社長様のお悩みを承ります。
※1回1名限定 、初回無料にて対応いたします。
〇日時 : 7月16日(木)16時~、23日(木祝)16時~、30日(木)16時~
事前にお申込ください。
〇場所 : お申込みの際、いずれかを指定ください。
・リアル相談 :わくわく経営株式会社 研修ルーム
・オンライン相談:テレビ会議方式
→詳しくはこちら。