愛と繁栄を実現する経営改革

社長様の‟ビジョン‟を‟笑顔‟に変える

2020年1月22日

「愛と繁栄を実現する経営改革」

 


先日A社の社長さんから新規事業についての相談がありました。ご自分の案を説明する姿勢が、どこか下向き加減に感じられたので、思い切って「ワクワクしていますか」と聞いてみたのですが、返事に前向きさは感じられませんでした。どうしても業績が低迷していると姿勢が後ろ向きになります。

周りから「なんとかせよ」などと迫られて、ムリに新規事業案を考えることはよくあります。A社の社長さんも、いつの間にか後ろ向きになり創業時の”初心”から離れていってしまった、そんな感じでした。そういうときは気持ちが焦るばかりで、新たな試みもうまくいきません。

その点、ワクワクしながら取り組んだものはちがいます。

P.ドラッカーが、J.ウェルチ率いるGE(General Electric社)のコンサルティングに行ったとき、「ワクワクして取り組める事業だけを残して、他は捨てなさい」とアドバイスしたそうです。そのとおり実行した結果、ウェルチのGE は見事に立ち直ったということです。

他社の先を行く”発想”を得るには、未来はどうなっていたいかを先に描くやり方が有効です。遡って今やるべきことを決めます。大切なのは、未来すなわち「ワクワクして取り組めるビジョン」を描くことです。

ビジョン達成時の充実感を想像して取り組めば、社長さんは自然に”笑顔”になります。その笑顔はすぐに社員みんなに伝わります。そうなれば、社員たちも一緒になってビジョン実現に向けて頑張ろうとする”全社一体感”が生まれるのです。

著者プロフィール

山田隆明

主任研究員

公的資格など
・経営計画コンサルタント
・公認会計士
・ITコーディネータ
・G検定 2019#2 (一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA))
AI,IoTジュニアコンサルタント
    (一般社団法人AI,IoT普及推進協会(AIPA))

職歴
株式会社インテック


IT企業で10年間”飛び込み営業”を経験し、3年目からトップセールスを続けました。その間、多くの修羅場で泥にまみれた経験から実務型”問題解決スキル”を修得しました。また、自分で「担ぐ商品」も「売り方スタイル」も決めざるを得なかった経験から、豊富な”営業スキルとマーケティングスキル”も修得しました。これまでIT業界勤務、監査法人勤務、会計事務所経営で何十社もの会社の経営に深く入り込んで経営支援してきたことに加えて、現在数社の社外取締役として経営に参加しています。

得意分野

  • 「経営戦略」立案支援
  • 「経営計画」立案支援
  • 「経営管理PDCA」実践支援
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