DBシェンカー、アムステルダムに半導体向け倉庫
Daily Cargo 2024年10月23日掲載
DBシェンカーはこのほど、オランダ・アムステルダムに半導体産業向けの倉庫を開設すると発表した。新設する倉庫規模1万8000平方メートルの施設のうち、1万2000平方メートルを利用する。施設は既に着工しており、来年秋頃の開設を予定する。
新施設では、半導体関連の貨物の保管から配送に加え、クロスドック、ベンダー・マネジメント・インベントリー(VMI)、静脈物流などの付加価値サービスを提供する。また航空輸送での出荷用にULDも備える。
シェンカーは欧州で半導体産業の顧客向けに計18カ所でロジスティクス業務を行っている。新たに半導体産業の集積するエリアに専用倉庫を設けることで、顧客の物流のダウンタイムの短縮や効率性向上につなげるとしている。同社のニクラス・ウィルムキング取締役・コントラクトロジスティクス担当は「マイクロチップの安定供給は欧州経済の成功にとって重要となる。半導体産業は欧州チップ法などのイニシアチブに後押しされ、急速に拡大している。新施設は当社の成長へのコミットメントと顧客のオペレーションを最適化することへの献身を強調するものだ」などとコメントしている。
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