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ブラザー工業、フィリピンでSAF利用の排出削減でDHLと契約

Daily Cargo  2024年9月3日掲載


ブラザー工業は8月29日、生産拠点でフィリピン現地法人のブラザーインダストリーズ<フィリピン>(以下、BIPH)がDHLエクスプレスと、持続可能な航空燃料(SAF)を使用してCO2排出量を削減する契約を締結したと発表した。DHLエクスプレスの物流サービス「GoGreen Plus」を通じて、同社を利用する航空輸送に伴う排出量を年間で30%削減する。

GoGreen Plusは、DHLが世界的に進める取り組みで、従来のジェット燃料を使用済み食用油や、食品廃棄物などの原料から生産されるSAFに置き換え、航空輸送に使用するもの。

ブラザー工業は環境目標「ブラザーグループ環境ビジョン2050」を掲げ、この中でCO2排出削減については、2050年までに、あらゆる事業活動のカーボンニュートラルとバリューチェーン全体のCO2排出最小化を実現することを目指している。50年に向けた中期目標としても、30年度までに15年度比で、スコープ1とスコープ2は65%削減、スコープ3は30%削減することを掲げて取り組みを進めている。

BIPHは、12年に設立したブラザーグループの主力生産拠点の1つで、プリンター、複合機とラベルライターの本体や消耗品を生産し、世界中に出荷している。


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