ケリーロジ、アジア発の海上LCL強化

Daily Cargo  2023年6月21日掲載

香港ケリーロジスティクス・ネットワークは19日、海上混載（LCL）サービスの強化を発表した。アジアの主要ゲートウエーから世界各地へのLCLサービスを提供するプログラムを開始した。中国と東南アジアを結ぶ陸送ネットワークを活用して中国全土で貨物を集荷し、アジアの自社CFSを利用して輸送を行う。

新プログラムではアジアと世界各地の港を結ぶ2800以上のコリドーに対応。主要港へ毎週サービスを提供するという。陸送ネットワークと自社CFS（自社管理の外部施設含む）を組み合わせ、陸上のコストを削減し、海上輸送のコスト削減にも貢献する。また、貨物保険や通関、倉庫保管、燻蒸などの付帯サービスや、ポータルサイトでの貨物追跡などの機能も提供するとしている。

同社のヴィック・チャン マネージングダイレクターは「当社はアジアに独自のマーケットポジションがあり、幅広い地域にゲートウエーを有している。LCLソリューションは強力な通関と仕向地現地のケアから成り立っており、顧客の多様なニーズに応えられる」とコメントしている。

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