JR貨物、タイの危険品複合一貫輸送で覚書 PTT傘下のGMLと協力
Daily Cargo 2023年6月7日掲載
日本貨物鉄道(JR貨物)は5日、タイのグローバル・マルチモーダル・ロジスティクス(GML)と、LNGをはじめとする危険品の複合一貫輸送事業の検討に関して協力覚書を締結したと発表した。
JR貨物は2021年9月、バンコクに初めての海外駐在員事務所を開設し、海外事業にも取り組んでいる。今回、協力覚書を締結したGMLは、エネルギー供給やインフラ事業を多国籍に展開するPTTが2022年に設立した100%子会社。JR貨物とPTTは、19年からタイ政府が取り組んでいる危険品の鉄道輸送にかかるルール策定に参画していた。この活動の中でPTTは、JR貨物が長年培ってきた危険品の貨物鉄道輸送についてのノウハウや実績を高く評価しており、GMLが実施する危険品の複合一貫輸送事業におけるパートナーとしてJR貨物を位置付けた。今後、両社が協力し、事業化に向けた実現可能性の検討を行っていく。
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