上海で倉庫開設、EC物流対応　ジオディス

Daily Cargo  2023年3月17日掲載

欧州物流大手のジオディスは15日、中国・上海市閔行区に2万平方メートル規模の倉庫を開設すると発表した。マルチテナント型倉庫の一部を賃借する。小売関連の顧客のコントラクトロジスティクス業務の拠点とし、eコマース（EC）物流の需要の高まりに対応する。

倉庫は7月に本格稼働する予定。狭通路（VNA）パレットラックや無人搬送器などを整備し、最先端の保管システムを導入する。ピーク時には2万SKUほどの保管能力があり、1日当たりBtoC向けで最大30万個、BtoB向けで約1万5000個の処理が可能という。保管・配送の他、梱包・再梱包、ラベル貼付、品質管理、返品対応、損害賠償処理などの付加価値サービスも提供する。

施設は建造物の国際的な環境性能評価制度「LEED」における最高ランクのプラチナ認証を取得している。再生利用可能な建築資材を使用するほか、LED照明、人感知センサー、電力使用量を管理する自動エネルギー消費監視システムなど排出量を管理するシステムを導入しているという。ジオディスの配送車両も電気自動車（EV）バンを用いるとしている。

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