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郵船ロジスティクス、中国華東発日本向けLCLで蘇州受けも

Daily Cargo  2022年11月30日掲載


郵船ロジスティクスは29日、中国・華東地区発日本向けのLCL(海上混載)サービスで、CFSを3カ所設定していると発表した。上海、寧波、蘇州にCFSを置き、東京港向けに毎週、自社混載を仕立てている。蘇州受けは同じ江蘇省の太倉港を主に利用するほか、状況によって上海港から船積みし、寧波受けは寧波・舟山港を活用している。

寧波と蘇州は、港湾地区ではない契約倉庫をCFSとしている。同倉庫では精密部品なども取り扱い、安全性とサービス品質を確保し、パレタイズやラベルの貼り付けなどの付加価値サービスも提供する。

同社は「長江デルタ地域の混載貨物の出荷で、CFSを3カ所から選ぶことができる。上海、寧波・舟山、太倉の3港を使い分けることでリスクを回避し、安定した輸送を確保している。中でも、蘇州CFS発の(日本向けLCLの)定期サービスは当社が唯一」としている。

同社は10月には、バングラデシュ・チッタゴン発東京・神戸向けにLCLサービスを開始している。チッタゴンからマレーシア・ポートクランやシンガポールまでフィーダー輸送し、両港で日本向け本船に接続するが、経由港でのリ・コンソリは行わない自社混載サービスだ。


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