NXHD、物流環境大賞でダブル受賞

Daily Cargo  2022年6月8日掲載

NIPPON EXPRESSホールディングス（NXHD）は7日、傘下の日本通運が日本物流団体連合会主催の「第23回物流環境大賞表彰」で「物流環境大賞」「特別賞」をダブル受賞したと発表した。日通ネットワーク商品企画部が「CO2（二酸化炭素）排出量可視化による脱炭素社会実現に向けた物流支援ツール」で物流環境大賞、日通四国支店とDSロジスティクス、日新が共同で「松山港を利用したモーダルシフトによるCO2削減、2024年問題への取り組み」で特別賞を受賞した。

日通ネットワーク商品企画部は、日本初の検索ツールというCO2排出量可視化ツール「ワンストップ・ナビ」を開発した。発着地や貨物重量などを入力すると輸送モード別のリードタイムとCO2排出量の一括算出が可能で、会員登録すれば運賃も検索できる。輸送距離を精緻化するために外部の地図サービスと連携し、SGSジャパンよる第三者認証も取得した。同ツールを活用し、過去の輸送実績から削減可能なCO2排出量を可視化してモーダルシフトをサポートするシステム「エコトランス・ナビ」も提供している。

日通四国支店とDSロジスティクス、日新は共同で、愛媛発アジア向け化学原料輸送で仕出し港を神戸港から松山港に変更し、神戸まで陸送せずに海上輸送にモーダルシフトして、CO2削減、ドライバーの拘束時間短縮、地方港の活用などを実現した。

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