低温物流のリネージュ、米同業MTCロジを買収
Daily Cargo 2022年3月11日掲載
米国の低温物流大手リネージュ・ロジスティクスは9日、同業のMTCロジスティクス(本社=米メリーランド州ボルティモア)を買収したと発表した。買収額などは非公表。
MTCロジスティクスは1928年創業の家族経営企業。メリーランド州ボルティモア港、デラウェア州ウィルミントン港、アラバマ州モービル港のそれぞれ近郊に物流センターを構えており、食品などの温度管理が必要な貨物を取り扱っている。倉庫スペースは合計100万立法メートル以上。
リネージュのグレッグ・レムカール社長兼CEOは「MTCは米国東岸やメキシコ湾岸地域の主要港における強力なプレゼンスがあり、最高水準のサービスとイノベーションに注力している。当社の顧客とグローバルなサプライチェーンとを繋ぐ助けになるだろう」とコメントしている。
リネージュは今年1月にもオランダでヴァン・タイルロジスティクス、H&Sコールドストアーズ、フリゴケア・ロッテルダムの3社の買収を発表しており、M&Aによる拡大を推進している。
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