DHLエクスプレス 米マイアミのハブ倍増
Daily Cargo 2021年11月24日掲載
DHLエクスプレスは18日、米マイアミ国際空港(MIA)のハブ施設を拡張したと発表した。施設規模は20万6000平方フィート(約1万9138平方メートル)と従来施設からほぼ倍とした。完全自動仕分け機を導入し、1時間当たりの仕分け能力もほぼ倍に引き上げた。投資額は7800万ドル以上。同社は旺盛なeコマース(EC)関連需要などに対応するため、20年から22年末にかけて3億6000万ドルを投資し、米州ネットワークの輸送能力を約30%引き上げる計画を進めている。EC関連の出荷量はこのピークシーズンでも前年比2ケタ増を見込んでおり、同ハブでも対応する。
MIAのハブは中南米およびカリブ海地域へのゲートウェイの役割がある。週平均運航便数は193便(発着ベース)。機材はB737F型機、B757F型機、B767F型機、B777F型機およびA330F型機。
新型コロナウイルス禍でBtoCおよびBtoBのEC出荷量の増勢が続いている。米州の管轄国・地域でのBtoCの平均成長率は、20年(1~12月)が前年比44%、21年(1~9月累計)は21%だった。米州ネットワークへの投資関連では9月、カナダのオンタリオ州ハミルトンで新施設を立ち上げた。施設規模は従来施設の4倍とした。投資額は1億カナダドル。
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