クボタ、米カリフォルニア州に新物流拠点
Daily Cargo 2021年10月8日掲載
クボタは6日、米国の販売子会社、クボタトラクターコーポレーションが同国カリフォルニア州に物流拠点「ウエスタンディストリビューションセンター(DC)」を新設すると発表した。敷地面積約18万1000平方メートル、建屋面積5万9000平方メートルで、同国の西部支店も新施設に移転する。総投資額65億円、来年6月に稼働予定。
製品と補修部品の自社倉庫で、同州エルクグローブに新設する。米国西岸地域では、西部支店の倉庫からディーラーを介して製品や部品を供給しているが、事業の拡大で入出庫作業や在庫保管に必要なスペースの確保が課題だった。新倉庫で供給体制を強化するほか、ディーラーが対応するオプションの装着や仕様変更などの作業も行う。またディーラー向け研修施設を拡張し、「ディーラーが販売に注力できる体制の構築やアフターサービスの質を向上し、米国でさらなる事業拡大を推進する」(同社)。
クボタトラクターコーポレーションはテキサス州グレイプバインに本社を置き、トラクタ、汎用機械、小型建機とインプルメントや部品を販売している。クボタグループは米国で、ジョージア州に農機や建機製品とアタッチメントの自社倉庫「ナショナルDC」、カンザス州に同製品・部品の「ノースアメリカDC」を置いている。
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