「カタカナ英語」のことなど
2021年4月14日
『徒然日記』
30数年前に、会社のアメリカ事務所に赴任して以来、かの地が気に入って帰って来ない「元同僚」がいます。この「徒然日記」を書くにあたって、時々話題を提供して貰っています。
現在「脱炭素」が大きな課題になっていますが、その対策の一つとして「レジ袋」が有料になりました。日本では「ビニール袋」ともいっています。以前にこのことを書きましたが、その「元同僚」に言わせると「『ビニール袋』という言葉はアメリカにはない。あれは『プラスチック・バッグ』と言う。『ビニール』は、日本語に近いカタカナでいうと『バイナル』になる」ということでした。
その他、彼から頂戴した情報のいくつかをご披露します。
当総研の某大先生は「福岡ソフトバンクホークス」の超熱烈なファンで、出張の度に「福岡ドーム」に足を運んでおいでのようです。それに対して,この私は「70年近い,現『北海道日本ハムファイターズ』ファン」です。ご存じ「二刀流:大谷翔平選手」は、同チームから「エンゼルス」に移籍しましたが、「元同僚」もアナハイムに住んでいますので,良く情報を送ってくれています。彼の地では「ロサンゼルス・エンゼルス」ではなく、あくまでも「アナハイム・エンゼルス」(L・L・A)なのです。因みに「二刀流」は、アメリカでは「Two Way」ですので、チコちゃんに「ちぇっ!つまんねえの!」と言われそうですね。
なかなか本題に進めませんが、30数年アメリカ暮らしの彼と奥さん、そして日本で生まれた長女は「日本人」ですが、アメリカで生まれた「長男と次女」は、日本とアメリカの「二重国籍」です。
日本では、「二番じゃダメですか?」でおなじみの「蓮舫」【(誤)「レンポウ」⇒(正)レンホウ)】議員が、「二重国籍」で大騒ぎになりました。しかし、その際には「二重じゃダメですか?」とは、おっしゃいませんでしたね。
また「アメリカとの二重国籍」の「大坂なおみ」が、オリンピック出場にあたって、「日本」を選んだことが話題になりましたが(二重国籍は生きています)、日本の他、中国やインドなども「二重国籍」を認めていません。一方、前述のアメリカの他、英・仏・独やカナダなどは「二重国籍」を認めています。
しかし、この話しを続けると、きりが無くなりますので、改めて書かせて頂くとして、本題に戻ります。
「カタカナ英語」が違っているのは,前述の「ビニール」や「ワクチン」⇒「ヴァクスィン」といった「発音表記が違う」場合があります。私は以前国際線で,飲み物のオーダーをする際に,リンゴジュースが飲みたいので,客室乗務員(日本語では「キャビンアテンダント」、英語では「キャビンクルー」または「フライトアテンダント」)に「アップル・ジュース」と言って頼んだところ、怪訝な顔をされて聞き返されたことがありました。あれは<アポ・ジュース>が正解のようでした。
それは置いておき、前述「客室乗務員」など、日本語と英語で「言葉自体が違う」場合があります。ということで、「Mr.アナハイム」に助っ人(ヘルパーかな?)をして頂き「言葉自体が違う」ものに絞ってそのいくつかを述べさせて頂きます。
まずは「コロナ」ですが、アメリカでは,<Coronavirus>という「ワンワード」で表し,絶対に省略はしないそうです。そのことに関して,私が心配していることが現実としてあるようです。皆さんもご存じだと思いますが,私もファンヒーターや給湯器でお世話になった「(株)コロナ」という会社があります。「社名が『コロナ』というだけで,家族や親族が同社で働いていることで“いじられている”子供達がいる」と言うことで,同社の社長が「該当する小学校へのお願いの手紙」や「新聞広告」を出したと聞きました。そのことから考えると,アメリカ並みに「コロナウィルス」と「ワンワード」で表現すべきだという思いがします。
というお話をして、遅くなりましたが「日米対比」を始めます。
分かりやすいところで「野球用語の日米対比」から入ります。
「ファインプレー」⇒<ビューティフルプレー>。「プレイオフ」⇒<ポストシーズン>。「フォアボール」⇒<ウォーク>。「ツーベース」⇒<ダブル>。「スリーベース」⇒<トリプル>。「ゴロ」⇒<グランダー>。「バスター」⇒<スラッシュ・バント>。「サヨナラ」⇒<ウオーク・オフ>。「ナイター」⇒<ナイトゲーム>。
面白いところで「大谷のホームラン」は、⇒アナウンサー絶叫して<オータニさ~ん!>。
そして、「自動車用語」も面白いです。
「ボンネット」⇒<フロント フッド>。「クラクション」⇒<ホーン>。「ウインカー」⇒<ターンシグナル>。「パンク」⇒<フラット タイヤ>。「ハンドル」⇒<ステアリング>。「フロントガラス」⇒<フロント ウインドシールド>。そして日本で良く使われている「ワンマンカー」⇒<該当する英語無し>・・・でした。
さらにその他
「リフォーム」⇒<リノベイト リデコレイト>。「ガムテープ」⇒<ダックテープ>。「ホチキス」⇒<ステープル>。「セロテープ」⇒<スコッチテープ>
ということです。
この知識を持って、確認のため「アメリカ」に行ってみたくなりましたが、軽率?早とちり?(jump to conclusion)ですか。