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宮崎県 宮崎カーフェリーに新造船2隻建造で40億円貸し付け

Daily Cargo  2019年11月25日掲載

 


宮崎県は18日、宮崎-神戸間で長距離フェリー航路を運航する宮崎カーフェリーの新造船2隻の建造に対して、40億円を貸し付ける方針を決めたと発表した。11月補正予算案に貸し付け経費を盛り込んだ。20日の会見で河野俊嗣知事は「(宮崎カーフェリーの航路は)大消費地から遠い宮崎県の経済にとって生命線だ。オール宮崎の体制で維持・存続を図る」と強調した。

宮崎カーフェリーは昨年3月に旧会社から引き継ぐ形で設立され、宮崎-神戸間のフェリー航路を運航している。だが、運航船2隻は建造から20年以上が経過し、高齢化が進んでいることから、同社は新造船2隻を整備し、22年を目標にリプレースしていく方針を明らかにしている。河野知事は「宮崎カーフェリーは設立して間もないため、自己資金が十分ではなく、全ての資金を調達することが難しい」と説明。同社は建造費不足分となる約50億円について県などに資金支援の要請を行っており、今回県として40億円の貸し付けを決めた。宮崎市も貸し付けを行う予定。

河野知事はこのほか会見で、同航路の利用促進に向けて神戸市との連携・協力を強化していく考えを強調した。


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