― 御社にとっていま経営の最重要課題とは。
(齋藤専務)事故ゼロをめざし、社内で健康の促進とコミュニケーションの活性化をはかっていくことだ。健康については、三年前に身内の不幸があったことや従業員の大きな病が続いたことがあり、健康経営優良法人をめざそうと3年前に健康経営コンサルタント指導のもと、保健機関から健康経営の認証を取得した。企業として健康診断からのサポートできることはとことんやっている。この結果、企業イメージの向上で人材採用によい影響が出ている。さらに来年は「心身ともに正しく」というテーマでドライバーさんに健康経営を通じて道徳・倫理も勉強してもらおうとリーダーたちと話し合っている。
コミュニケーションの円滑化も事故ゼロをめざす上で欠かせないものだ。コンサルタントを入れて人事評価制度に取り入れているのだが、年功序列の壁があり、推進していくのは難しい面もある。課題は多いのだが、放置すれば若い人に受け入れられなくなるので、プロジェクトの中でやっていく。