生産物流
生産物流サービス:Case01
メーカー
構内物流改善と物流標準時間導入で工場生産性を大幅アップ
経緯(課題)
輸送機器メーカーZ社では生産工程改善を長年取り組んできたが、最近その進捗がやや停滞していた。たまたま弊社セミナーに参加されたZ社の工場を診断したところ、構内物流の仕事のやり方に問題があることがわかり、検討した結果、弊社が改善支援を行うことになった。
構内物流の作業が標準化されていなことも明らかとなり、標準作業書と標準時間を物流工程に導入することとなった。
実施内容
・ 生産部門と物流部門で「構内物流改善プロジェクト」をスタート。工場長がリーダーとなり、物流課長が推進役を務めてスタート。
・ まずは生産工程への部品の届け方を改善。物流サービスレベルを向上することで生産工程の作業生産性向上を図ることを狙った。
・ 構内物流は仕事のやり方を改善するとともに、今まで作成していなかった「物流標準作業書」を設定し、誰が行っても同じ作業となるように物流環境を整備。
・ さらに物流標準時間を設定し、物流人員や物流機器の必要数を算出できるようにするとともに、物流作業生産性を測定できるようにした。
結果
・ 弊社支援期間(7カ月)の間に生産工程の作業生産性を平均で約18%向上。
・ 物流標準作業書の設定率を0%から65%まで向上。
・ 物流標準時間の設定率を0%から52%まで向上。
・ 構内物流改善のステップを習得したZ社では継続改善を実行し上記各数字を向上させつつある。